攻略記

  最終話 「焔爆連鎖」

▼とうとうこの攻略記も最終話。ゲームを買ってから約2ヶ月。なんというか…不味い料理を一口一口吟味しながら、なんで不味いかを再確認するという、頭の悪いことをやらかしてきて。出る感想といえば「やっぱ不味い!」というこれまた当たり前の結果なわけです。物好きでスイマセン。

▼冒頭のムービーで富士山が六芒星に囲まれます。目を凝らしてみましたが、いったいなんで六芒星の形になる必然がそこにあるのか、さっぱり判りませんでした。本職の黒魔術師に見せたら怒られそうです。

▼嘉瀬さんが頭の悪い文章を作成中。いちいちツッコミ…というか例によって全部変な文章なので、要点だけを抜粋。
 エンディングまで吐くんじゃない、と糸井先生は言いましたが、エンディングが近づくに連れて、どんどん文章がヒドく、意味不明になっていきます。

衛星からの画像の異状の原因は、特殊な周波数(バンド)の異状であることが考えられる」
 ATOKとかでこう打つと《「の」の連続》とか怒られます。ここはたぶん『衛星画像に映し出された異常な図形(六芒星のこと)は地磁気の周波数異常を検出したものと思われる』と言いたいんだと思いますが、ともかく書いた人(≠嘉瀬)の文章力が低いので『異状の原因は異状』とかで、何を言っているのかよくわかりません。
 特殊観測衛星「みどり」の画像を使っている?ところを見ると、ジャックしてた呉が返したんだろうな、とは予想しましたが、きっとオフィシャルではそこまで考えてなかったんだろうなとも思います。

「東京で起きた厄災事態276号(通称:法眼事件)」
 少ないですね、厄災。法眼事件ってネーミングもセンスが…。
 そしてここで現在の天照郷の置かれている状況がおさらいされます。

「1)天照郷が気脈から切り離されてスタンドアローン状態になり、天変地異にも似た状況に置かれていること」
 面白いこと言えばいいってもんじゃないと思いますが、天変地異にも似た状況っていう報告も投げやりなセンスです。スタンドアローン…意味は判りますが、この作家さん横文字好きですね。クリアランスとか。

「2)天照郷が守護してきた神体(シズナ)の存在」
「3)風間康胤なる人物が、この神体を呼び覚まし、大地を葬り去ろうとしていること」

 ここに来て、ここまで説明されてもさっぱり判らない「シズナ」です。
 『幻蒼録』によればイズナは『神子シズナ』の転生で、鬼王・法眼を封じるために人柱となったそうですが…なんかヘンな話です。イズナがシズナの生まれ変わりなら、風間側に回ったりするのもヘンだし、風間はわざわざ傍らにいた『イズナ=シズナ』を目覚めさせに?
 …もしかして『転生』というのは、我々が思っているような『生まれ変わり』とは違うのかもしれません。シナリオライターの頭の中でいったいどういう設定になっているのかは、もしかしたら本人もよくしらなそうですが、ただ単に似てるとか。その程度の意味なのかもしれません。
 それが高エネルギー体だとか、天照郷に守護されてきたとか、誰も見たことがないとか…
 普通に富士山の神である『木花咲耶姫命』とかじゃいけないんでしょうか。

「風間やあたし…風一族のシズナとの、忌まわしい過去の呪縛を取り除くのも…」
 風一族。なんというか…裏設定を物語の根幹に関わる動機とかにするの、普通許されないことなんじゃないですか。「続編で謎を全て語ろう」って姿勢は、例えば二部作で作っていれば、まぁしょうがないかなとも思いますが…、ぶっちゃけた話し、こんな作りしてたせいで続編が出る確率なんてゼロに近いんじゃないですか。小説にまかせるつもりなんだったら、もっと卑怯。

「軍隊ちっくなカタチで話をしたくなかったんだけど…」
  「今回は、あなたたち執行部を前面に配置せざるを得ない…そんな状況だって事が判ったのよ」
 決めたとかじゃなくて、判ったのかよ!「主人公達が全てを解決しに行く理由」が「大きな時流には逆らえないでしょ?」っていうのは斬新すぎます。デスクリムゾンの「せっかくだから」に匹敵します。
 一応「他の鎮守人はみんな郷の防衛に必死だから」とか理由がつきますが、話の後半で郷の防衛は大津郷司と安倍の二人でやっちゃってますから、嘘ばっかりです。
 で、命じられた任務が『風間を屠れ!』という、非常にシンプルにして、なかなか高校生の主人公側には出ないワイルドな命令です。

「天照の丑寅にそびえる富士…」
 北北東は丑の方角です、先生。北北東が丑で、東北東が寅だから、東北を丑寅っていうんです、先生。
 それにしても富士山を「北の玄武」に見立てて「天照郷の守護」にしていたはずなのに、いつのまにか富士は「丑寅」の鬼門にあったことになっていて、なのに実は「天照郷が富士の地下にあるシズナを守っていた」といういい加減な設定!!
 丑寅っていうのは俗に言う「鬼門」で、上野寛永寺などの「鬼門封じ」が有名です。つまり今回のネタは「実は江戸城が寛永寺を守っていたのだ!」っていうのを想像していただけるといいと思います。そんな天海いねぇ!!
 九条といい、先生といい… もうホントに方角とか、数とか、象徴とか、そういう伝奇ネタの「キモ」をいい加減にしたら意味なんて全然ないんですよ。
(ちなみに「鬼門封じ」にやたら拘るのは日本風水独自の風習です。大陸の風水にも一応鬼門という言葉はありますが、特にそれを忌み嫌って「封じる」ということはしていないようです。これは家相でも都市建設でも同様で、大陸の風水を色強く受け継いでいる沖縄では、「鬼門」をまったく意識していません)

Q.天照郷は富士山の麓にあるそうですが、山梨県と静岡県どちら側にあるのですか?
あえて場所を明確化(特定)しておりません。
 富士の麓で、富士を北東(あるいは北北東)方向に置いて、山梨にあることにはできません。

 麓と言うからには富士宮市街よりは富士山よりでしょうし。ちなみに「樹海」を青木ヶ原だとすると、青木ヶ原はちょうど上の地図で「富士五湖」と書かれてるとこらへんなので、青木ヶ原を「北北西」にはおけなくなります。ので、総代の言っていた「樹海」は富士の西に広がる森のことを適当に指していると思います。もっとも、それだと天照郷の周り中「樹海」なので、北北西どころじゃなくなるんですが。

 架空の場所をこうして論じることを無粋と見る向きもあると思います。しかし、現代日本を下敷きにして、その舞台で勝負している以上、何より『北北東に霊峰富士』とかいっちゃうんだったら、少しは覚悟を決めて欲しいと思います。
 (いけしゃあしゃあと「あえて場所を明確化していません」とかいってますが、最初から「考えてません」というのが正解では。)


「此度の決戦…それがしにも命運ははかりかねまする」
 女が『それがし』いうな。男性の一人称ですよ。あと貴女は敬語なのか尊敬語なのか謙譲語なのかただ単に古風っぽい言葉遣いなのかしりませんが、しゃべりが適当すぎです。

▼さて、そんなこんなで『せっかくだから』最終決戦です。備える執行部メンバーの胸中いかばかりか。
「ふふふ…」
「連携が…鍵か?」RES:「蔑」「…期待している」 (なにを。)
「負けるわけにはいかんの!」RES:「無視」「ほう、気合い充分というわけか!」
(無視されてるんだってば、オッチャン先輩。)
RES:「友」「それが人生の達人への道ってやつだよね」
(コンプリートガイドでは「それがライフオブマスターへの道のりってヤツだよね」って書いてありますが、これはどっちのスタッフがアレなのか、難しいところです)
(急にまともにしゃべりはじめる)
 あの「ちょうちょ、ちょうちょ〜」は演技なんでしょうか、キャラづくりなんでしょうか。だったら、一刻も早くやめていただきたい

▼嘉瀬「シズナはその力をみたがっているはず…かごめかごめに込められたシズナの心…シズナの記憶を守りし風魔一族の末裔…」
 頭は大丈夫ですか、審議官!
 うわごとを語りはじめる嘉瀬。思いついたことを断片的にシナリオに散らして、まったく収集をつけないから、こんなになっちゃうんですよ!>シナリオ担当

▼郷司の「愛」とやらに応え、風間を殺しに富士へ向かう一行。(なにが愛だ)
「ホラ、早くいらっしゃい、晃クン…」
「今更、気味悪い呼び方すな!」
「…なんですの…せっかく…」

 唐突になぜここで御神×ナスイベント???
 那須乃が一般人に馴染もうとしている一コマでしょうか。…もう少し入れかたが…なんて中途半端な…。・゚・(ノД`)・゚・。

▼場面かわって天照郷。
安倍「えいやああ!」
??「ごぁぁぁぁぁぁ!」
 このシーンが、安倍くんの声優さんが公式ページで言っていた「わたくしとわたくしが戦っちゃたりするシーン」でしょうか。
 さて、安倍くんは一人天照郷を襲う天魔と戦っています。鎮守人の姿なんか一人も見えません。そこにのこのこと大津が現れます。
「晴秋よ、これよりワシは禁魔自在結界を張る」
(早着替えで突然陰陽師姿に。なんにゃらかんにゃら唱えて結界を張る)
「…これでワシらの験力がつきるまで郷内に天魔の侵入を許すこともあるまい」
 外で戦ってる(っていう)鎮守人ほっときかよ!!!
 ホントは鎮守人なんていないんだ! 大人はみんな嘘つきだ!!

「しかし、ワシはこの期に及んでも俗人にすぎんようじゃ。天や暦のさだめが、どうあろうとも…ワシはあの子達の無事を祈願しておるのじゃ…」
 …??? 別に俗人とか関係ないんじゃ…? 普通心配すると思いますが。別に天のさだめと心配するしないは全然関係ないし、ましてやシズナの目覚めともまったく関係ないんじゃないでしょうか。何をいいだすんでしょう。ボケたんでしょうか。
安倍「それって、普通のことなんじゃない?」
 安倍くんにも諭されました。
 『幻蒼録』には大津の説明で「若人の力を強く信じて選択した彼こそ影の功労者といっても過言ではない」とか書いてますが明らかにただの役立たずです。そして恍惚の人。


▼唐突に天魔6体と戦闘。特に理由とかはありません。
「まったく、いつも変わらぬ顔ぶれで祓われにきますこと!」
 なにせ敵グラフィックは6種類しかないっていうんだから顔ぶれもかわんないわけです。(鬼2種類と狼とドクロと飛ぶのとヘビ)。里見の謎だってもっと沢山いましたよ。

▼石見、山吹、菊宮登場。
「どうしたの? そんな物々しいカッコで…」
 誰一人として郷での立ちグラフィックと変わっていませんが、また伽月の「見えないものが見える病」でしょうか。ちなみに3人集まった1枚絵でも、特に格好にかわりはありません。
「仮にもあたしらは鎮守人だったりするんだよね」
「えー!? そうだったの? でも、全然見えないよ、ホント…」
 初めて鎮守人見ましたよ。しかし、何がどう見えないのか。菊宮ねえさんの格好が戦闘スタイルに見えないんだとしたら、やっぱり病院に行った方がいいと思います。見えなくても行った方が良いとは思いますが。

「風間のダークサイドを産んでしまったこと自体、あたしらの不始末なんだけどね」
 お前ら元仲間なんだったら、もっとヤツを救おうとか、改心させようとか考えろよ! ましてや、不始末はお前らのせいだっていうんだったらなおさら! なんで風間が狂気の行動を取ってるかはしらないけど、それを追求したり、原因が「邪神」だったらそれを解除したり、やれることはいっぱいあるだろうに…
「今更、詮無いことですよ。それが風間さんの選んだ世界だったんですから…」
 伊波、みとけ。天照郷の仲間なんて所詮こんな程度ですよ。 仲間が邪神に取り憑かれようが、他校の生徒が洗脳されてようが、屠ります。別にそれをどうにかして祓おうとか、そういうことは全く考えません。屠りも自分たちの手は汚さず、自分の教え子とか、下っ端の連中にやらせます。
 …月詠にいかせてください。もうこんな郷いやだ。・゚・(ノД`)・゚・。

▼ともかく、天照人情紙風船。菊宮たちは朱砂の共鳴を止めに行くようです。方法は水。富士五湖の栓を抜き、その水で。でもどうやって栓を?
石見 「郷司から預かった呪で印を解けば、効果的に朱砂の焔爆連鎖が起きるんです」
 …えーと、それは朱砂を爆発させるということ? …??? 朱砂の火を消すんじゃないんでしたっけ。朱砂の火を消すために、水をかける。水をかけるために、朱砂を効果的に爆破? 本末転倒じゃないの?
 …それがシズナを目覚めさせる最後のトリガーになったりしないんですか?

 …もうなんだかわかんないや。はははははは。
 あと菊宮ねえさんの声はいまいちあってない気がします。もう少し低い…フォルテさんっぽいほうがよかったと思います。個人的な感想ですが。

「くっ…姿を現しなさい!」
「今、キミ達と話しているのは紛れもないボク自身、そして国津の託宣… でさ、神様もね、天から独立したがってるらしいんだよ。人々が現世という戒めから解き放たれたいようにね」
 ばらっち登場。もうまともに会話もできない人になってしまいました。ああ、特にこれといったきっかけもなく…
 大体、「国津の神子」っていってますが、主人公のように何か儀式とかあったんでしょうか。それとも、「なんとなく」出雲で目覚めて、電波とか感じて「…俺って国津の神子?」とか思っちゃったんでしょうか。神子って存在を知ってたんでしょうか。…ああ、可哀想なバラっち。
 そんな可哀想な元同級生に、現支配者たる結奈閣下が立ちはだかります。
「お退きなさい! あなたとは今、争っている場合ではないのです」
 しかし、もうバラっちは…頭が…
「(天照郷は)大事を前に純粋なニュートラル状態になってしまったんだろ? 大変だよね、霊的な均衡が崩れてしまったんだから」
 ニュートラル状態?? 天照郷はそれまで日本の地脈からのエネルギーを受けてきたのに、それがなくなって、いま天変地異にも似た状況になっているんじゃなかったでしたっけ。たしか嘉瀬が「天照郷って、ニュートラルすぎて酸素が濃すぎる状態と同じ」とか言ってた気がしますが。…頭大丈夫?>ばらっちシナリオライター
「…でもさ、ボクもシズナが目覚めるとどうなるのか見てみたい…だから、それを邪魔されたくはないんだ」
 そんな理由で戦うのか。いいのか。そんな理由で「天津vs国津」。そこにすかさず、幼なじみがツッコミます。そうか! 目には目を、歯には歯を、キチ○イにはキ○ガイを!!
「そんな理由で…そんな理由であたしらと討魔(やろう)っていうの」
「理由?理由なんてないさ。神にだって興味って感情があるようだよ。だから…行くよ!」
 …お前、一行前に理由言ってたじゃないか。
 もう、絶対これ書いた人、頭おかしい。なんでこんなに脈絡のない文章かけるの。このテキスト持って然るべき科を訪ねたら、ちゃんと病名付くんじゃないですか。
 仮にイベントがすでに決まっていて、その間を埋めるようにテキスト書いていたって、こんな文章書いてたら、普通理性が、理性なくたって監督が、監督がアレでもデバッグの人が、プロデューサーが、どこかで誰かがこんなの止める。普通、止める。だって、意味判らないもの。
 いくら「キャラ設定集」レベルのソフトだって、ゲームの文章が全部グロンギ語だったら困るでしょ。これは一応日本語ってだけで、それとあまり変わらないです。
 …ともかく、戦闘です。



「まったく、神子だとか、寵児だとかぽこぽこ現れて…」
「そういう時代なんだよ、今は。悪いけど…。ね、飛鳥くん」
 は?

 ともかく、ナス×若の方陣技で、なんのダメージもなく瞬殺。
「ま、まさか…すごいよ…キミたち…」
 すごいよ、っていうのはマサルさんの枕詞だと思ってましたが、このセリフ聞いて脱力したのはサイト人だけでしょうか。
「なんで、ばらっちが、あたしらと戦わなきゃなんないの!?」
「天津が遣わし、飛鳥さんがここに誕生したからです。同じ時代に神子は二人いらない…だから、争わなければならないんです。
 お前、主人公が神子になる前からやる気まんまんだったじゃないか。つか、別に榊原が神子やってくれるなら主人公が神子になる必要はなかったし、そもそも主人公は天津の託宣なんかを受けて神子になったワケじゃないですよ。あと大津のあの儀式うければ、誰でも神子になれるみたいだよ?

真世紀という未来を賭けて…でも、今はその時ではないようです
 …今は戦う時じゃないって…闘いを挑んできた人のいうことじゃないです。

 きっとあなた達は、邪神に勝利するでしょう。いえ…勝たねばなりません。でも…もし、失敗することになればボクが奴を倒すでしょう…二人の神子が戦わねばならないのはもっと刻が熟してから…でも、油断は禁物ですよ。シズナと風間さんは、呼び合っています。邪神と化した風間さんには、鬼王の危険な法威が残っていますから…
 ボクは、ここを去ります…でも、またきっと違うカタチで、お目に掛かることになるでしょう。一之瀬さんも…ありがとう。では、また…」
 失敗したときは主人公は死んでると思うので、戦うときも、熟すもなにもあったものじゃありませんが。
 そんな電波な言葉を残しつつ、ばらっち退場。
 主人公、まったく会話に参加せず。

「なんで…なんで、みんな勝手に…!!」
 お前が言うな、という感じがしますが、ともかくショックを受ける伽月を、無遠慮な言葉で慰める(?)那須乃。そのとき、謎の光と共に那須乃の姿が消えます。
 追いかけていくと(那須乃は引きずられていったんでしょうか)、そこは地の底流されて俺。風間師範登場です。主人公は会うのは二回目です。ちなみに初見の時は無視されました。今回も、主人公はほっときで話は進みます。月詠勢もでてこないので、きっと姫あたりと「ねーねー、終わったらどこいく〜?」みたいな話でもしてるんじゃないでしょうか。
「…師範、いったい…!!」
風間 「…ふっはっはっは」
「伽月さん、この方はもう…黄泉と現世の狭間に落ちたただの夜叉
 …どういうおつもりです? 闇と地の間に空間をお作りになるとは!」
 結奈さん、あなた風間師範が心配だとか、会いたいとか言ってたのに、会うなり「ただの夜叉」呼ばわりですか。もうすでに殺る覚悟完了ですか。
 と、そんな中、地震が…
風間 「な、何をした!」
「うふふ、ご存じありませんでしたか? これが朱砂の焔爆連鎖ですよ」
 うふふキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
 これが朱砂の焔爆連鎖ですよ、って、あたかも自分の力であるような発言キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
 「強くなったな」どころじゃないです。もはや、唯一神。

▼富士五湖が光り、光は五芒星となって富士山に吸い込まれる。画像は富士山を北から見た画像ですが、山中湖の位置が嘘です。まあその辺は演出なのでよし。

「包囲陣も解けたようですね。この世の成り立ち…五行に己の存在まで加えて六芒星としたまでは素敵な浪漫でしたけれどもそれも潰えました」
 なんて素敵ないびり方!!!
 六芒星がどうとか、辻褄の合わない世迷い言も、そこに痺れるあこがれるぅ!!
 風間師範もここまでコケにされればもはや戦うだけです。誰も「なんでこんなことをしたのか」とか聞いてくれないし。

 風間 「行くぞ、天照の者たちよ」
 月詠もいますよ、師範。

▼例によってナスワカの手によって瞬殺。
 師範はワケの判らないことをいいながらパワーアップします。邪とか黄泉とか、どうしてそんなパワーを得ているんでしょう。たしか鬼王(法眼)の力を得ているだけだったはずですが…
 ともかなぜか変身してしまいます。
 って…バフォメット!?
 大地から開闢の力を集めて、サバトの黒山羊? なぜ?????
 伝奇、百歩譲って和風ファンタジーじゃなかったの?
 …いや呆れました。最後の最後のボス敵が、まさか。葵又丹がサタンになって以来の衝撃、というかそれ以上のぐだぐだ感です。
 バフォメットというのは…まぁ、サタンとイコールだと言われていることもありますが、普通は魔女の神や、テンプル騎士団(の冤罪)で有名です。あとはタロットのデビルでしょうか。マホメットをもじったのが語源などといわれていますが、意外に正体の不明な魔です。特定の悪魔の名前というよりも中世において「悪魔」の同義語として使われていたようで、名前が一人歩きしたのは19世紀の魔術師エリファス・レヴィの登場からでしょう。彼の著作『高等魔術の教理と祭儀』のバフォメットの絵は、めちゃくちゃ有名です。

 ともかく、バフォメットと化した風間。すかさず我が結奈さまの登場です。
「もはや屠る以外の道は断たれました…覚悟はよろしいですね? 全ては飛鳥君と共に…行きましょう、私たちの真世紀のために…」
 意訳すると「殺れ!飛鳥!」
 サー・イエス・サー!!

▼ちなみにバフォメットの耐性は毒1麻痺2眠り1混乱1です。なんでも効きますので、なんでも使ってみてください。(パーフェクトガイドでは控えめに「毒や麻痺などの追加効果を狙うのも効果的」とかいってますが、使えばノーダメージで倒せるので、これが正解)

「離脱します」
 一切会話にも参加させて貰えなかった主人公に「これで良かったんですよね?」と、いかにも「神子さまの言うとおりにしましたよ。責任は、あなた」みたいな言いよう。
 風間を屠った場所に水が押し寄せ、主人公達は「走って」脱出します。あんな深いところに水が押し寄せた状態じゃ、どうやってももう主人公達はお仕舞いだと思いますが。ここで使うべきの「転移結界」とやらも使わず、走って脱出。このセンスが判らない。

「うああああ、このぉー! なっ、何だったんだよ…くそぉ!」
「『困難の中に在ってこそ、すべからく心穏やかであれ』。天照館の教示でもあります。それが、師範の最後の教えなのでしょう」
 え、いつのまにそんなちょっといい話みたいな話しになってたんですか??
「心の一部であるはずの闇に覆われてしまった者の悲劇か…それとも喜劇かな…」
「オノレは、この状況で、よくそんなデリカシーのないことが言えるな!」
「違いますよ、御神君。飛河さんは飛河さんなりに、みんなの心と師範の魂を救うためにあんな言い方をしたんだと思いますよ」
 …???? そうなの? 魂救われました? それともこれが結奈様の「なんでもいい話にしてしまう病」でしょうか。
「ん、あたしにも判るよ、結奈…全部語り尽くさなくても、さ。良いときだってあるもんね…飛河君だからこそ、あたしらの気持ちを言えたんだって…」
 お前に何がわかるのか。みんな喜劇かな、とか思ってたんですか。…もう…なに言ってるんだかわからない…
「それに…終わったらお腹がすいたよ!」
 はっはっは、全部、お前が元凶なんだけどな。

▼唐突な真田抱きつきイベント。…なんなんでしょうね。この中途半端なイベント群。

▼嘉瀬のモノローグと共に、感動のエピローグへ。伏線っぽいネタとかはもうどうでもいいのですが…えーとですね。ここで明日の未来を予感させるような、爽やかな朝日が差し込むわけですが、太陽が西から昇っています。一回、富士を北から見た図があったので、この左手方向から指す朝日も、きっと北から見てるんだろうな、と思ったのですが、天照郷見えちゃってますからね。もう言い訳もききません。…最後の最後で…いや、まぁふさわしいと言えばふさわしい締めです
 西から登ったお日様が〜東に沈む〜これでいいのだ〜…

▼玉依さんに呼び出される主人公
「神子…いえ、伊波様とお話しをさせていただきたかったもので…
 …飛鳥の行く道に、いつも神の光が照らされているよう、影ながらだけど、祈念していますよ」
 急に呼び捨て。もしかして玉依さんがお姉さんとか、お母さんとか、そういうオチなんでしょうか。

「せんせーも結構使えちゃったりするのよ」
 山吹帰還。ぐだぐだに。
 焔爆連鎖の種明かしをしてくれますが、富士五湖の栓を抜いたのは副産物だそうで、朱砂を使った波の打ち消しが主な目的だったとか。…それでなんで富士五湖の栓が抜けるのかさっぱり判らない上に、それはちっとも「焔爆連鎖」じゃないだろうという気がしますが、まぁぐだぐだですから。別にどうでも。

「仲良しビーーーム!! ダーリンも一緒にお茶するべー!」
 ビームでたー!

「風間の心の闇がなんたらかんたら」
 風間の昔が少し語られますが、なんでそれが心の闇に繋がるのかさっぱり。イズナの名前もでてきますが…なんか別にCDドラマ出す気でも、なんでもいいですが、せめてボス敵の動機くらい教えてよ…

▼卒業式。そっと抜け出す主人公。ついにこんな郷からおさらばです。やってられるかコノヤロウ!!といったところでしょう。短命になっちゃったらしいし。
 安倍にはばれますが、そりゃあ人知れずでても行きますよ。付いてこられたらたまんないですし。
 って、ついてきちゃうんですけどね。

 おすすめEDは姫…でしょうか。たぶん真のヒロインは姫だったんでしょうね。結奈様は怖いです。「わたしも…私も連れてって…」って、どこかのCDに入ってる謎の声かと思いましたよ。
 それにしても最後…なんで後ろ姿のシルエット??? 恐怖心を煽るとかそういう理由でしょうか。
 
▼スタッフロールはソフトリセットすら無効にされます。EDの個別絵は、いくつは、塗りのせいかかなり歪んでるので、このスタッフロールの絵は和めるんだけどなぁ。なんでアルバムにはいらないんでしょう。


▼とうとう終わりました。
 この12話は特に電波が激しく、時間がかかりました。辛かった…。こんなにツライゲームっていうのも珍しいと思います。
 最後に、1話からここまで読んでくださった方に。
 読みにくい文章ですみません。心の叫びをそのままうっているので、なんか自分も電波にやられたんじゃないか、ってかんじのところがあります。
 長い間おつきあいありがとうございました。
 あとはちょろちょろと用語集とか、そういうのもやっていきたいとは思います。
 では……かふ。
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